2012年4月20日金曜日

うまみ成分だけじゃない

以前ご紹介した、世界一堅い食べ物「鰹節」。
今回は、その鰹節が体においしい三つの理由をご紹介します。
歴史が古く古事記にも記述が見られる鰹節。戦国時代には「勝男武士」に通じるところから珍重され、引き出物にも使われるようになりました。
さまざまな栄養素を含み、疲労回復や集中力アップも期待が持たれるのです。

①高タンパク&低脂質のヘルシー食材
だし汁の材料というイメージが強い鰹節は、高タンパクで低脂質な優れた食材です。
細胞や肌などの原料になるタンパク質は、ダイエット中でもしっかりと摂取したい栄養素。
脂質や糖質より、消化する際に使われるエネルギー量が大きいことも特徴のひとつです。

②ビタミンB群やミネラルもたっぷり
鰹節には、エネルギーの代謝に欠かせないビタミンB群が豊富です。
貧血の予防や改善に役立つミネラルのほか、アミノ酸の働きで、疲労回復や集中力アップにも効果が期待されるのです。

③濃いうまみで満足感がじんわり
最近の研究によると、鰹節に含まれるアミノ酸の一種であるヒスチジンは、満腹感を高める働きがあるそうです。ダイエットの強い見方としても役立つのです。

子供の頃、湯豆腐やおろし蕎麦を食べる時に鰹節削り器(大工道具のカンナをひっくり返したようなもの)で、鰹節を削らされました。
今はパックの削り節が主流で、鰹節の塊なんで実際に見たことがないという方も多いのではないでしょうか?
そんなことしたことないという方はぜひおためしください。
ステンレス製の削り器もそろえてますよ。


本枯節


厳選された一本釣りの鰹を、備長炭の原料薪をもって燻し上げる古法(手火山式)にて仕上げます。ぜひ、ご家庭で少し手間をかけ削りたての本物の味をご賞味下さい。
200g 2,100円(税込み)

酒は百薬の長

昔から酒は百薬の長と言われ、日本酒は体に良いものとして飲用されています。今回は、その健康効果についてほんの一部ですが、ご紹介します。
① ガンを抑制
日本酒および酒粕は、ガン細胞を殺す作用(免疫力を増大)をもっていることを愛媛大学医学部の奥田教授が見つけ、秋田大学医学部の滝澤教授は日本酒にガンを抑制する物質が含まれていることを発見しました。
また、日本酒の適量飲酒が肝ガン・肝硬変を予防する可能性を報告しています 。
国立ガンセンターの平山博士も17年間の疫学調査の結果、毎日適量の日本酒を飲む人はまったく飲まない人に比べて、大腸ガン・胃ガンにかかる危険性が少ないと報告しています。
明らかに日本酒は、ガンに対して有効なアルコール飲料であると言えるでしょう。 

② 糖尿病を予防
つい最近までは、糖尿病患者にとって日本酒の飲酒は良くな いというレッテルがはられていました。
しかし最近、糖尿病を予防すると考えられるインシュリン様物質が、日本酒や酒粕中に存在することが愛媛大学医学部の 奥田教授によって発見されました。
日本酒を適量飲酒することにより糖尿病を予防する機能があることが見出されつつあるのです。

③ 美容効果
日本酒には「保温保湿効果」のあるアミノ酸や有機酸、グリセロールなどの成分も含まれています。
また、「老化防止効果」のあるフェルラ酸という坑酸化物質も含まれています。
さらに、「あれ肌予防効果」のあるαーエチルグルコシドという物質も含まれています。
女優の藤原紀香さんが、日本酒風呂を実践して完璧ボディを維持しているって話は有名ですよね。
ちなみに日本酒風呂の入浴法は、ぬるめ(40℃くらい)のお湯に日本酒(純米酒が理想的)を3~4合(540㎖~720㎖)程度注いで、よくかき混ぜて入浴するというもの。体を芯から温め、お肌をしっとりツヤツヤにしてくれますよ。

あくまでも適量が条件です!