2008年7月9日水曜日

因縁の対決!?

何年か前から、デジタル放送が騒がれ、デジタルハイビジョンと言われる超高画質の番組などが放送されるようになってきました。折しも、北京オリンピック直前ということもあり、家電量販店のハイビジョンコーナーには、たくさんの人が集まっているようです。そういった超高画質の番組を録画するのもやはり高性能のものでなければならないようで、家電業界の中ではいろいろな争いがあったようです。中でも気になったのが、ブルーレイディスクとHD DVDという記録媒体の争いです。ちなみにそれぞれを調べてみると、「ブルーレイディスクとは、ソニー、松下電器産業など九社が共同策定した、書き換え可能な大容量相変化光ディスク。現行のDVDを超える容量を実現するいわゆる「次世代DVD」の規格の一つ。」となっており、一方「HD DVDとは、東芝とNECが共同提案した、DVDの後継となる大容量光ディスクの規格。現行のDVD規格との高い互換性生産コストが低いことが特徴である。」となっています。どちらの規格となるかという争いは、ハリウッドの映画会社を巻き込み、激化しました。ハリウッドの参入というのが大きく影響し、記録容量の大きなブルーレイディスクが優勢となりました。東芝は、記者会見を行い「HD DVD事業を終息する」と正式に発表し、次世代DVDの規格争いはブルーレイディスクへの完全一本化が確定し事実上終止符が打たれました。
そういえば、私が小学校の頃、同じような規格争いがされていたのを思い出しました。ビデオテープのβとVHSです。このときは、品質的には優れていたにもかかわらず、ソニーの企画したβは負けてしまいました。
今回のブルーレイでディスクの規格競争は、何か因縁の対決のように思われていた人たちも多かったのではないでしょうか。ちょっと意味合いは違いますが、「江戸の敵は長崎で討つ」、ならぬ、「βの敵はブルーレイディスクで討つ」といったところでしょうか。

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