2008年4月29日火曜日

酒造りは米作り

いよいよゴールデンウィークです。この辺り(福井県福井市)では田植えをする光景がそこかしこで見受けられるようになります。きれいにならされた水田に整然と苗が並ぶ光景は、初夏の到来を思い起こさせ、すがすがしい気持ちになります。
皆さんの身近にある「コシヒカリ」や「ハナエチゼン」などの飯米の田植えの時期というのはゴールデンウィークあたりですが、酒造りに使用する酒米は晩稲で、五月下旬頃が田植えの時期となります。
そう言えば、一〇年ほど前に、黒龍酒造さんに誘われ、兵庫県の山間にある東条町というところに、田植えの体験に行ったことがあります。東条町というところは、酒米の一つであるである「山田錦」の産地(特A地区)で、全国的にも有名な産地とされているところです。ちなみに、「山田錦」と同じくよく使われている「五百万石」という酒米の代表的な産地の一つに福井県の奥越地方が指定されています。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、福井は全国的にも有名な酒米の産地なのです。米どころ水どころである福井は、全国でも指折りの酒どころで、関東地方などでは福井の銘柄はだいたいどの蔵も一目置かれているんですよ。
酒造りは米作りから。
今年もよい米が獲れますようにと、秋の収穫、そして酒の仕込みへと期待がふくらみます。

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