2013年3月14日木曜日

まだまだ寒いので・・・。


寒い!
暦の右上ではもう春なんですが、冒頭の歌が頭の中に流れてくるような、寒い日が続きます。この冬は、雪こそ積もりませんが、本当に寒い日が多いですよねぇ。
寒い夜には心底体を温めてくれる、「お燗酒」!
心も体も温まりますよ。

温かいお酒といえば、ウイスキーや焼酎はお湯で割るし、ワインはシナモンなどを入れて温めるし、紹興酒も(これはお好みでそのままの人もいるかもしれませんね)砂糖を溶かして飲みます。
そういえば、純粋にそれだけを温める、そのものを温めるお酒というのは私の記憶の中では日本酒だけのような気がします。
不思議なことに日本酒は同じお酒でも、温度を変えることによって味わいが変わってきます。昔は「お燗番」という仕事があって、出てくるお料理に合わせて一種類のお酒の温度を変えていたそうです。

ちなみにお燗の温度によって呼び方が違うということをご存知でしたか?
「日向燗」(ひなたかん、30度)、
「人肌燗」(35度)、
「ぬる燗」(40度)、
「上燗」(じょうかん、45度)、
「熱燗」(50度)、」飛び切り燗(55度以上)
となっています。

一般的には「人肌燗」~「上燗」がおいしいといわれています。
温めることによって味わいが一層豊かになるため、どんなお料理との相性も良くなります。
また、アルコールは、体に吸収される前に、胃の中で体温と同じくらいの温度まで温められます。
お燗したお酒は温める時間がいらないため、早く酔いが回ってきます。早く酔いはじめる分、飲み過ぎることなく自分のペースで飲んでいられるのです。
体は温めるし、料理との相性は良くなる、しかも悪酔いしにくい。
「お燗酒」って心にも体にも美味しいんですよ。

美味しいお燗酒が飲みたくなった方はこのお酒。

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