2013年2月6日水曜日

お茶にも発酵?


意外な事かもしれませんが、茶葉の中にも発酵させたものあります。
発酵していない緑茶と、基本的に原料は同じとなります。
発酵茶にはビタミンCが含まれないのですが、その代わりに、抗菌作用が緑茶よりも優れたものとなるのです。

紅茶
世界で最も多く生産されているお茶です。
摘み取った葉と芽をしおれさせ、酸化酵素を働かせることで完全に発酵させてから乾燥させたものです。

ウーロン茶
中国茶の中では、「青茶」に分類されます。「青」と言っても「黒っぽい藍色」という意味だそうです。
製茶されたお茶の形状や色が、烏のように黒く、龍のように曲がりくねっているため名付けられたといいます。
また、ウーロン茶は葉の発酵を途中で止める半発酵茶となります。
摘み取った葉をしおれさせて酸化酵素を働かせ、発酵がある程度すすんだところで窯いりして酵素の働きを止めつくられます。

プーアール茶
ダイエットが気になる人から関心の高い、中国雲南省が原産のお茶。中国茶の中では、「黒茶」(中国茶のうち、葉の酸化酵素ではなく麹菌によって発酵させるお茶のこと)に分類されます。
葉を蒸してからカビをつけて発酵させます。
好気的(タンクなどで密閉せずに、空気のある状況のこと)カビつけ発酵茶です。

碁石茶
個性的な香りと酸味のある高知県の郷土茶です。
枝ごと蒸した葉にカビをつけ、蒸し汁をふりかけて重石を乗せて乳酸発酵させる、二段発酵茶です。
固まったところを細かく天日乾燥させてつくられます。

紅茶やウーロン茶は手に入れる事は難しくありません。新鮮な緑茶にはない抗菌作用に注目して味わってみてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿