2011年3月7日月曜日

年々歳々

年々歳々 花相似たり
歳々年々 人同じからず

劉希夷(りゅうきい)

「毎年毎年花は同じように咲くが、人の世は年とともに変わり、生まれる者があれば死ぬ者があって、同じ顔ぶれは続かない。自然は変わらなくても、世間は変化すること、人の世のはかなさをいう。」
「若おやじのひとりごと」でも書きましたが、春は出会いと別れの季節です。
冒頭の漢詩のように時の流れとともに、身の回りのものは、顔ぶれだけでなくすべてのものが変化していきます。変化していくのはまわりだけでなく、自分自身も変化していきます。環境がかわればその環境に自然と対応していくんでしょうね。それだけでなく年もとりますし、おなかまわりも・・・。(外見だけはあまり変わってほしくないですよね)
子供たちも日に日に成長し、日々我々を驚かせてくれます。ふとした拍子に、パソコンの中にある子供たちの写真が出てきました。四年前に下の子が生まれたときの二人の写真です。あどけない様子がとても懐かしく、何となく寂しくもなりました。そんな写真を見つめ、家族に対しても、仕事に対しても、何事にも二度と戻ってこないその瞬間を、大切にしなければならないと改めて感じました。

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