2011年10月13日木曜日

越前大野 野村醤油さんにいってきました

創業130年の歴史を誇る、越前大野、野村醤油さんに蔵見学にい
ってきました。 日本酒と同じく日本の伝統文化。 また、世界に誇る発酵文化。 本日も菌のすごさ、素晴らしさ、楽しさをたっぷりと堪能してまいりました!
歴史溢れる趣きのある外観

六代目の野村明志さん

槽場で搾りたての生醤油をとっていただきました。

色は薄く、味もクリア。キレのよい塩味のあとから、ダシを思わせるような旨みが追っかけてきます。とっても心地よい余韻でした。

容器に充填します。

近所の「良縁の樹」という場所にも案内していただきました。
 

2011年10月12日水曜日

ためしてガッテン!

今晩、NHKで放送される、「ためしてガッテン」昆布ダシの特集。
当店もおつきあいのある、奥井海生堂さんが、番組内で紹介されるようです。
お見逃し無く!!

ついに皆伝! 京料亭に伝わる昆布ダシの奥義

2011年10月6日木曜日

数々の健康効果を秘めた 味噌の驚くべきパワー

味噌は、私たち日本人の食卓に欠かせない栄養豊富な食品です。 また最近では、国立ガンセンターなどのいろいろな研究機関において、味噌には健康面での多くの効用があり、日本人の健康に大きく貢献していることも解明されてきました。 みなさんも、昔からの生活の知恵が凝縮された味噌を毎日の健康づくり
に役立ててみませんか?
代表的な味噌の健康効用は以下の通りです。
《コレステロール・動脈硬化の予防》
みその主原料である大豆にむくまれるサポニンやレシチンにはコレステロール仰制効果があります。
《ガンの予防》
大豆と米の微妙な発酵によって出来るみそ特有の不飽和脂肪酸などが、発ガンと密接な関係にある変異原性物質を仰制する働きがあります。

「味噌汁は医者殺し」ということわざもあり、前述のように、味噌は健康効果でも優秀。主原料である大豆は良質のタンパク質を豊富に含むうえ、発酵熟成によってアミノ酸やビタミンなども多量に生成されています。しかも、大豆のタンパク質や食物繊維、レシチン、サポニンには体内のコレステロールを低下させて動脈硬化を防ぐ効果があり、胃の粘膜を守って胃潰瘍を予防したり、最近はガン予防でも注目の的。抗酸化作用も高いのでアンチエイジングでも威力を発揮するのです。(dancyu 味噌のいろは参照)

昔から「味噌汁」はおふくろの味の代表とも言えるほど身近にあります。自然と人が生み出す心あたたまる味噌。日本の発酵文化には、ただただ驚嘆させられるばかりです。

肝心要の麹(こうじ)

「一に麹(こうじ)、二に酉(もと)、三に造り(醪仕込み)」といわれる酒造り。日本酒は、お米を発酵させて造られる醸造酒です。米を麹菌の酵素によって糖分に変え、そこに酵母を加えて発酵させるという、世界でもまれに見る、きわめて精巧で、複雑な仕組みによって造られています。
酒造りでは、蒸した米に麹菌(こうじきん)を混ぜて麹を作る工程を製麹(せいぎく)と呼びます。『麹』という漢字の中に、『菊』みたいな文字があるからだとか、蒸米に増殖した麹菌を顕微鏡で見ると菊の花みたいだからだとか諸説あるようです。
蒸した米の熱を取った後、麹室(こうじむろ)と呼ばれる特別の部屋で蒸米に種麹(たねこうじ)をふり、麹菌を植えつけ、繁殖させます。この部屋は麹室(こうじむろ)と呼ばれ麹菌が発育しやすいようにだいたい三〇度くらいに室温が設定されています。
以前、酒造り体験をしたことがあるのですが、早朝からの作業で眠かったせいか、とても暖かい麹室の中で、少しうとうとと気持ちよくなってしまったことを思い出します。麹室による麹菌の繁殖により、デンプンをブドウ糖にする糖化酵素や、タンパク質をアミノ酸にするタンパク分解酵素などのいろいろな酵素を分泌し、酵母がアルコール発酵や香りの成分を生成するための材料づくりの役割を果たします。
「一麹(こうじ)、二酉(もと)、三造り(醪仕込み)」、昔から酒造りの上で最も重要、かつ難しい工程として、麹造りが第一に重視されてきました。これは、麹の出来具合によって酒の品質が大きく左右されるからです。テレビや雑誌などで見かけたこともあるかと思いますが、麹菌を蒸米にふりかける作業は、まさに緊張の一瞬で、時間が止まって感じられるほど息を飲む瞬間なのです。

2011年9月14日水曜日

小さな味噌蔵「かせや」

創業明治15年 130年の歴史を誇る 味噌蔵『かせや』

玄米麹 土壁づくりの麹室にて
 本日、越前市粟田部にある味噌蔵『かせや』さんを訪問してきました。


130年の歴史を誇る味噌蔵で、5代目の味噌職人、鈴木さんに案内していただき、お味噌の勉強をしてきました。


昔ながらの製法を守り、すべて手づくりで行うこの蔵のお味噌は、とても滋味で深い味わい。
味噌蔵ならではの大豆麹

本当に勉強になった時間でした。

驚いたのは麹室。
ここの麹室は、昔ながらの土壁づくりで、とても趣き深いものでした。

麹室をはじめ、蔵の中には130年培った菌が生きているというのが、にじみ出ていました。
菌とともに蔵があり、それをみんなが大切にしている。そんな想いが言葉の節々に感じられました。
お味噌にアツい情熱を傾ける鈴木さん、今日は本当にいい時間をありがとうございました。
お味噌っておもしろい!
発酵食品サイコー!
米麹

2011年9月6日火曜日

世界一堅い食べ物って何だ?

硬い食品と言えば、硬さをウリにした「せんべい」や「堅パン」などがスグに思い浮かぶかと思われます。海外に目を向けると、中国の乾鮑(カンパオ)、ヨーロッパの「干し肉」なども非常に硬い食べ物として有名です。しかし、世界で一番硬い食品となると、ギネスブックでも世界一硬い食べ物として認定されている「かつおぶし(鰹節)」だと思われます。

そのかつおぶしですが、最初から硬いかつおぶしが作られた訳ではありません。日本では、高知県・和歌山県・鹿児島県などでカツオが大量に獲れていましたので、長期間保存するために、カツオを煮て骨を取り除き、数日間いぶしたあと乾燥させた「なまりぶし」と呼ばれるモノがありました。これは古くから日本にあったのですが、その「なまりぶし」は、まだ硬くはなかったのです。

硬いかつおぶしが出来たのは、江戸時代になってからです。なまりぶしを江戸へ運ぶ際、長い輸送の間に、容器やワラに付いていたコウジカビの一種である「カツオブシ菌」が「なまりぶし」の水分を取って身を硬くし、アミノ酸などを濃縮して味も栄養も良くなって素晴らしい食品へと変えていました。それが「かつおぶし」です。カツオブシ菌は、なまりぶしの脂肪分を分解してしまうので、ダシを取る時に脂(あぶら)が浮かばず、栄養満点の透明なダシ汁になります。

洋食の出汁は動物性のものでどうしても脂も出て来てしまうようなものが多いのですが、和食の出汁は違います。鰹や昆布を代表する、脂の出ない澄んだキレイな出汁、和食の世界に例を見ない繊細さのもとはここにあるのではないでしょうか。

黒龍酒造のご案内 その7

黒龍 ひやおろし
720㎖ 1,208円
1,8ℓ 2,415円


 黒龍の本醸造を一度火入れして、ひと夏熟成、原酒のまま生詰めしたお酒です。ほのかな吟醸のような香り、味わいは高いアルコール度数を全く感じさせないまろやかな、しかし、しっかりエキス分を感じさせる濃厚な旨み、適度な甘味、それと絶妙にバランスしている酸味を持つ完成された味わいの「ひやおろし」。
まさに「ひやおろし」とはかくあるべきと、納得させられてしまう一品です。

ご注文はこちら

秋の味覚に舌鼓

 秋の旬のお酒といえば、やっぱり「ひやおろし」。「ひやおろし」とはどんなお酒かと言いますと、春先にしぼられた新酒は、一度、火入れされたあと、暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠ってすごし、熟成を深めます。やがて秋風が吹き始めたら、いよいよ目覚めのとき。ほどよく熟成されたお酒は、二度目の火入れをせずに(通常は火入れという低温加熱殺菌処理を二度行います)、生詰めして出荷されます。その昔、「冷や」のまま貯蔵用の大桶から木樽に「移(おろ)して」樽詰めしたことから、このお酒は「冷移(ひやおろし)」と呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
昔から「秋酒をもって最上の酒とす」ということが言われています。江戸時代までの秋酒は、醸造技術や保存管理が未発達だったため、その年の米で造った新酒が、一番とされていました。俳句の世界で「新酒」が秋の季語であるゆえんです。
時代は移って今、秋に出るお酒は、昨秋に稔ったお米で昨冬に造ったもの。しかしながら「秋酒をもって最上の酒とす」という言葉は、健在。
日本酒は一年をかけて熟成していきますが、特に暑い盛りの夏を越えると、大変身。気温の高い夏には急速に熟成が進み、味わいが大きく変化します。旨みが増して、まろみを帯びて、もっともバランスのよい状態になるのです。その熟成の旨みを、もっともよく伝えてくれるのが、生詰めのまま出荷される〈ひやおろし〉。
穏やかで落ち着いた香りと、濃醇な味わいが特徴です。まさに円熟の味わい。旨みののった秋の味覚とも、相性ばつぐんの美味しさです。

2011年7月27日水曜日

黒龍酒造のご案内 その6

黒龍 本醸造
1.8ℓ 1,988円
720㎖ 944円 

飲み飽きしない辛口の澄んだ味わいで知らぬ間に杯がすすみます。福井県産五百万石使用、あわせる料理を選ばない燗よし冷やよしのお酒です。

2011年7月22日金曜日

『揺らめき』黒龍酒造を囲む会

昨晩、文京の『おととや』さんにて毎年恒例となっている、黒龍酒造を囲む会を行いました。
今回は趣向を変え、呉服町商店街の『小大黒屋』さんにご協力をいただき、和ろうそくの灯りでお酒とお料理を楽しむという素敵な会を催すことが出来ました。
ゆらゆらと揺らめく炎には、『F分の1揺らぎ』という癒し効果があるそうで、穏やかな気持ちになりながら、ゆっくりとお酒とお料理を楽しむという、普段の生活とは全く別の時間を過ごすことができました。
和ろうそくの説明をしてくださった小大黒屋の大津様、黒龍酒造よりお越し下さった薮下様、頭(かしら)の沢田様(蔵人No.2の方)、ご協力本当にありがとうございました。
参加された皆様もよろこんでいただけたようです。
みなさん本当にありがとうございました!

和ろうそくの灯りは本当に素敵です。









原料となるはぜの実です。
ほんのりろうのにおいがします。

2011年7月9日土曜日

黒龍酒造のご案内 その5

黒龍 吟醸 いっちょらい
1.8ℓ 2,447円
720㎖ 1,223円 

「いっちょらい」とは福井の方言で「一張羅」のこと。福井県産五百万石で仕込んだ心地よい吟醸香とくせのない旨さの定番吟醸酒です。

2011年7月8日金曜日

『揺らめき』黒龍酒造を囲む会


文京の「おととや」さんにて毎年恒例の黒龍酒造を囲む会​やります。
今回は、和ろうそくの老舗「小大黒屋」さんとのコラボレ​ーションです!
和ろうそくの灯りで癒されながらおいしいお酒とお料理を​楽しみましょう!

2011年7月6日水曜日

オシャレで美味しい、イタリアワイン

トレ・アルミ レ・ローゼ
720㎖ 2,230円

ワイン名のトレ・アルミとは,「3本の腕」という意味だが、これはワイナリーに隣接する通りの名前をつけたもの。
マルヴァジーアに由来する深い黄色と麦わらを思わせる輝く色調。桃やメロンを思わせるフルーティーな香りが,グリーン・ペッ パーなどの香辛料のヒントによって際立ったアカシアや野生の花のノートとともに感じられる。味わいは非常に風味豊かで,フレッシュ,そして余韻の残る果実 味を備えている。酸のバランスが取れていて,長いフィニッシュにはフルーティーでフローラルな香りが繰り返し現れ,ブドウの新鮮さと質感がはっきりと感じ られる。

猫ワイン?のご紹介


キャット・ウォーク・カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
720㎖ 2,490円


2006年はパーカー91点、2007年もパーカー90点を獲得し『ワインは軽くオークの影響を受けており、30%のワインのみが新樽と2年樽で熟成されている。黒紫の色調で、スパイスボックス、ブラックラズベリー、ブラックベリー、黒スグリの表現力豊かな香りがグラスから立ち昇る。香りに次いで、フルボディで甘い果実が詰まった濃厚なカベルネの特徴と長い余韻が現れる。ワインは2、3年進化を続けると思うが、その時間を待ちたい人はいるだろうか?』

カベルネ・ソーヴィニヨン版グランジと呼ばれる、ペンフォールドBin707に使用されていた最高級のカベルネを用いて醸造される、この価格とは思えないカベルネです!

ちなみに、雑誌『猫生活』にも紹介されました。

2011年7月4日月曜日

黒龍酒造のご案内 その4

黒龍 純米吟醸
1.8ℓ 2,752円
720㎖ 1,377円 

厳選した福井県産五百万石を贅沢に仕込み米本来の旨みを引き出しました。香りと味、二つのハーモニーが醸す深いうまさの純米吟醸酒です。

2011年6月30日木曜日

黒龍酒造のご案内 その3

黒龍 特撰吟醸
1.8ℓ 3,364円
720㎖ 1,682円 
 
福井県産五百万石を低温でゆっくりと仕込んだ大吟醸タイプのお酒です。蔵内保存酵母が持つ気品ある香りと澄んだ味わいをお楽しみ下さい。

2011年6月29日水曜日

何で、何で、何で?

近頃、娘がいろいろな質問をしてきます。答えられるような質問ならいいのですが、たまにちょっと難しい質問をして私を困らせることがあります。先日答えに困ったのは、「何でホタルはホタルって言うの?」と言う質問でした。これは「ウッ」と答えに困りましたので、せっかくですし調べることにしました。

「ホタル」という言葉の語源は、「火垂れる」に由来しているという説があります。しかし、他にも説があり、本当のところはよくわかっていないのが実状 です。 ホタル、源氏螢と平家螢の名前の由来には、源平合戦の「源氏」と「平家」からの由来であるとも言われています。 かつて平安京があった京都の宇治市には、このような言い伝えがあります。ここのホタルは、源頼政の霊であるというものです。平家との戦いに破れ、志半ばに して宇治平等院にて討ち死にした源頼政の魂が、成仏できずに現世にホタルとなってさまよっているのかも知れません。 歴史的背景から庶民の間で、体が大きい方を「源氏」、相対する方を「平家」と通称で呼んでいたものが広く定着していったものと考えられます。(「ホタルのために、知識と感性と意識を」より)

「火垂る」と言えば、毎年のようにお盆の頃に金曜ロードショーで放送される野坂昭如作の「火垂るの墓」を思い出します。かわいそう過ぎてまともに見ることが出来ないという方も多いと思います。何を隠そう私もそのうちの一人です。はじまって十分後には、結末を思い出してしまい、「節子〜!」と涙を流してしまうほどです。
話は脱線してしまいましたが、ホタルの特徴である光をもとにして光を火にたとえ、「火垂る」→「ホタル」になったと、もう少し噛み砕いて娘に説明したいと思います。わかってくれるかなぁ。

黒龍酒造のご案内 その2

黒龍 大吟醸
1.8ℓ 5.250円
720㎖ 2.625円

厳選した酒造好適米を丁寧に仕込んだ大吟醸一年ものです。ふくよかな香り、透明な喉ごし、さわやかな飲み心地をお楽しみ下さい。

2011年6月25日土曜日

黒龍酒造のご案内 その1


 本日より、黒龍酒造さんのお酒を毎日ご紹介して行きたいと思います。

黒龍 大吟醸 龍
1.8ℓ 8,400円
720㎖ 4,200円

蔵人の情熱、細心の注意と努力が大吟醸酒を生み出します。ワインの熟成を応用し、昭和50年に全国に先駆けて発売しました大吟醸です。

2011年6月24日金曜日

若おやじの惚れた蔵元

黒龍酒造株式会社
初代石田屋二左衛門が、江戸の文化元年(1804年)に創業して以来、一貫して手造りでの酒造りを普及してきました。昭和50年には業界に先駆けて大吟醸 酒の市販化に取り組み、長年の間、吟醸酒の普及に努めてきて、現在では黒龍酒造で醸される約8割のお酒が吟醸酒となっています。
また早くから社員蔵人の育成にも力を注ぎ、現在、畑山浩杜氏を含め7名の社員蔵人、4名の能登杜氏を中心とした約15名での酒造りは、吟醸造りの細部まで手が行き届く体制となっています。
日本の伝統文化である日本酒、その中でもより良い物を追求し、本物を後世に残していきたいという志を持った若者の力で、必ずや時代に流されない、いつの時代でも認められる日本酒を造っていくという想いを持ち続けています。
松岡の地で黒龍酒造が酒造りをはじめて200余年が経ちます。お客様に「感動」していただける「ものづくり」への情熱、探求心は、今後もやむことなく黒龍酒造の中に培われていきます。そして、お客様と「感動」を共に分かち合えるような酒造りを目指し続けるのです。

2011年6月23日木曜日

たまにはワインのご紹介もいかがかと。

シャトー・パタッシュ・ドー  750㎖ 3,300円
ワインの名前をあらわす『乗合馬車』(パタッシュ)が中世の香りとロマンを一緒に運んでくれるようなそんなイメージがあります。メドック地区北部のブルジョワ級のふくよかな果実味としなやかな舌ざわりの飲みやすいワインです。なんといっても、フランス大統領の官邸であるエリゼ宮殿で使われていることが品質の証しです。



 ボージョレ・レ・グリオット 750㎖ 2,100円

ボージョレのなかでも飲み口がさわやかな赤ワイン。レグリオット(さくらんぼ)の名のとおり、甘い香りと味が広がる華やかな一本。
フランスの権威ある評価本「ル・クラスマン(現:レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)」において、2004年以降連続で星を獲得している、ボージョレの中でも最高の造り手のワイン。



 新入荷ワイン

"オノリング"ブラン・ド・ブラン・ブリュット  750㎖ 1,740円

 ロマネ・コンティの元栽培長が創設した醸造元が、ニュイ・サン・ジョルジュで醸造したスパークリングワイン!!

初夏に味わいたい爽やかスパークリング!

2011年4月30日土曜日

ゴールデン?大型?

花見の時期を終え、子供たちが待ちに待った「ゴールデンウィーク」がやってきます。最近では春のゴールデンウィークに対して秋のシルバーウィークなんて連休も出来ました。
以前も掲載させていただきましたが、もう一度 このゴールデンウィークの語源についてもう一度・・・。

インターネット百科事典ウィキペディアによると、『「ゴールデンウィーク」の名称は、映画会社の大映が松竹と競作して1951年(昭和26年)当時、大映創設以来(当時)最高の売上を記録し、正月映画やお盆映画以上の興行成績を残したことで、映画界でこの時期に多数の動員を生み出すことや活性化を目的として当時の大映よって作成された宣伝用語であり、1952年(昭和27年)~1953年(昭和28年)頃から一般にも使用されるようになり、他の業界にも広まった。』とあります。

またこんな事も書かれています。『NHKや一部の民法、一部の新聞などは、「ゴールデンウィーク」という言葉が映画業界用語だったことから、特定企業の商標ではないが業界の宣伝になってしまうということで、単なる「大型連休」という表現で統一している。』

意外や意外、そんな違いがあったとは気にも留めていませんでした。そういわれてみれば、NHKのニュースなどでは「大型連休」という言葉が使われていたような気がします。さすがNHKさん、きっちりしてますねぇ。
$NO SAKE, NOLIFE! 八重巻酒店のブログ

2011年4月21日木曜日

後片付け

田植えの準備が始まり、綺麗に掻き均された田んぼに整然と苗が並び始める頃、酒蔵では酒造りが終わりを迎えます。
黒龍酒造さんから以前いただいた文章の中で、蔵の後片付けについて書かれたものがあったので、今回はこれをご紹介します。

「酒蔵の後片付け」
酒造りも終盤を迎えると、酒蔵の中では仕事が終わった工程から後片付けが始まります。弊蔵の場合は、酒母の片付けから始まり、麹、釜、醪の順に、作業が終わって使わなくなった道具やタンクを洗浄・殺菌します。そして、すべてのお酒が搾り終わると、搾り機を解体して、酒袋を洗って干します。写真は、仕込み蔵の二階に干してある通称「ヤブタ」と呼ばれる搾り機の袋です。一枚一枚が結構大きいので、まとまって干されている様子は存在感があり、蔵の中にこのヤブタの袋が干されている様子を見ると、「今年もやっと酒造りが終わったなあ」という気持ちになります。ただ、お酒は搾っておしまいではなく、この後、熟成という工程に進んでいきますので、他にもお酒を移動するホースの洗浄や、加熱殺菌を行う「火入れ機」と呼ばれる装置の洗浄などが残っています。酒蔵の仕事の半分以上は、道具などの洗浄作業と良く言われますが、後片付けの仕事も手を抜くことができない大変な作業であり、すべての後片付けが終わるのは、「甑倒し(その年最後の仕込みの日)」から二カ月近くも経過した日となります。
$NO SAKE, NOLIFE! 八重巻酒店のブログ-やぶた

さぎ草米って知ってます?

昔からしらやま(越前市白山地区)の米は美味しいと言われてきました。昼夜の寒暖の差が大きいこと、水が綺麗なことなどが要因だと言われています。そのおいしいしらやま安養寺産のコシヒカリが、さぎ草の名を冠した「さぎ草米」としてブランド化されました。
このさぎ草米を生産しているのが安養寺集落営農組合「さぎ草の里ファーム」で、平成21年の2月に開かれた福井県の「元気な福井の水田農業」推進大会では、福井米の品質向上を目指し初開催された「レベルアップコンテスト」の最優秀賞に輝いています。

$NO SAKE, NOLIFE! 八重巻酒店のブログ
「コウノトリ呼び戻す農法」の実践田でもあります。

この「さぎ草の里ファーム」で作られた「さぎ草米」が、当店にも入荷しました!
お米本来の旨み、いいお米かどうかは冷めた時にわかります。
炊きたてのご飯は、おいしいのは当たり前ですが,冷めるとそのお米の底力がわかります。
例えば、おにぎり!
おいしいお米で握ったおにぎりは、おなかがいっぱいでもスイスイと食べてしまいます。

自信を持っておすすめします。
「さぎ草米」10kg 5,000円
「さぎ草米」5kg 2,500円


お求めは、八重巻酒店まで ☎0776-56-0102

2011年4月8日金曜日

桜の下でチーズパーリー!!

東日本大震災により日本中が自粛ムードになっていますが、こんな時こそみんなが元気を取り戻し、被災者の方達にそれぞれの出来る支援を行っていく。とにかく自分たちが元気でないと他の人に元気を与えることは出来ません。そんな思いで、今回の酒の会を企画させていただきました。

ということで、今年も行います。毎年恒例のお花見バーベキューです!!
昨年のヌーヴォーの会にもお借りしたのですが、再び、田安鉄工さんのバーベキューグリルを使わせていただきます。さらになんと!本格ピザ釜もお借りして、ピザも焼いてみようかと思います。

また今回の目玉は、素晴らしいチーズの世界、を沖縄、関西を中心に「チーズパーリー」を行いながら伝えている、「SESSIONの中村慎一さん」を大阪より招待し、みなさんに「チーズの未知なる世界」を経験していただこうと思います。

今回ももちろん、子供さんたちも参加O.K.!ご家族そろってご参加ください。

日時:平成23年4月24日(日)AM 10:OO
集合場所:八重巻酒店(集合次第、近くの公園へ移動します)
会費:大人 4,500円 子供(3歳以上)1,000円
��準備の都合上、4月20日(水)までに出欠をお知らせください。



$NO SAKE, NOLIFE! 八重巻酒店のブログ-チーズパーリー

2011年3月7日月曜日

年々歳々

年々歳々 花相似たり
歳々年々 人同じからず

劉希夷(りゅうきい)

「毎年毎年花は同じように咲くが、人の世は年とともに変わり、生まれる者があれば死ぬ者があって、同じ顔ぶれは続かない。自然は変わらなくても、世間は変化すること、人の世のはかなさをいう。」
「若おやじのひとりごと」でも書きましたが、春は出会いと別れの季節です。
冒頭の漢詩のように時の流れとともに、身の回りのものは、顔ぶれだけでなくすべてのものが変化していきます。変化していくのはまわりだけでなく、自分自身も変化していきます。環境がかわればその環境に自然と対応していくんでしょうね。それだけでなく年もとりますし、おなかまわりも・・・。(外見だけはあまり変わってほしくないですよね)
子供たちも日に日に成長し、日々我々を驚かせてくれます。ふとした拍子に、パソコンの中にある子供たちの写真が出てきました。四年前に下の子が生まれたときの二人の写真です。あどけない様子がとても懐かしく、何となく寂しくもなりました。そんな写真を見つめ、家族に対しても、仕事に対しても、何事にも二度と戻ってこないその瞬間を、大切にしなければならないと改めて感じました。

2011年3月2日水曜日

会うは別れの始め

いよいよ春がやってきます。春といえば、出会いと別れの季節。いろいろな節目を迎えて、住み慣れた土地を離れなければいけない人、その先には新転地での出会いが待っています。会うは別れの始めといいますが、出会いと分かれは表裏一体。世の常ですね。
私にとって出会いや別れといえば、お客様や、子供たちのパパやママ友たちとの別れです。パパ友ママ友に関していえば、地元の森田の人たちは子供たちが中学校卒業までのお付合いになるのですが、ほかの地区の方たちとはお別れになります。
子供たちを縁としてのつながりとはいえ、本当に楽しいつながりでした。
みんなで子供たちの運動会での余興の練習をしたり、バーベキューをしたり、飲みに行ったりと、学生のときの部活のような、家族ぐるみでいろいろなことが出来る、本当にすばらしいつながりでした。
うちの下の子は来年は年長さんなので、もう一年そのつながりはあるのですが、今の年長さんの家族(森田以外の地区の方)とはお別れになります。
私事ですが、年長さんのご家族のみなさん、いろいろとどうもありがとうございました。
転勤で、森田から引っ越されるお客様、離れてもうちの新聞送りますね。
寂しいですが、皆さんとの思い出を胸に、これからの新しい出会いを迎えたいと思います。

体もよろこぶ日本酒

日本酒のカロリーは高いと思われがちですが、実は日本酒には私たちの健康に関するおもしろい効果があるとされています。
例えば、コレステロールの話をしてみますと、コレステロールの中には善玉と悪玉に2種類があるとされています。
善玉には組織や血管に溜まってしまったコレステロールを肝臓へと逆輸送することによって代謝処理してくれる効果があり、この効果を増大させるのが実は適量の飲酒なんです。
さて、日本酒の中にはというと、悪玉よりも善玉の方が多く含まれています。
善玉と悪玉について、総カロリー数が高くても悪玉よりも善玉の方が多ければ動脈硬化が進みにくくなるとされているため、日本酒の適量な摂取は我々の健康にとって、むしろいいものだと言えることができるかもしれません。
また、日本酒には制ガン効果もあると言われています。
疫学的研究によって証明されているように、日本酒にはガンの発生を軽減する効果があるのです。
その他にも人のガン細胞の上に日本酒の濃縮液を添加するという実験を行ったところ、ガン細胞の増殖が抑制されたという結果も出ています。
さらに日本酒には100種類以上もの微量成分があり、その中のいくつかがガン細胞の増殖を抑制する効果を生むとされています。
以上のようなことから、日本酒は高カロリーであるから肥満に繋がるということはできないのです。
日本酒そのものが肥満の原因になるのではなく、むしろ一緒に食べる食べ物で摂取されるカロリーに原因があるのです。
そのため、肥満を気にする人は日本酒を飲まないようにするというよりは、普段の食生活を見直してみるかお酒と一緒に食べている食べ物を見直してみるといいでしょう。

また、最近八百長疑惑で話題になっていますが、日本酒を多く飲むお相撲さんは肌が綺麗だとも言われています。この理由としては、日本酒は他のお酒と比べて、飲むとより長時間体温を2度ほど高く保つことができるため、皮膚の表面の血液循環がよくなるため日本酒を飲んでいるお相撲さんはお肌がつるつるで綺麗だと言われるのかもしれませんね。

でも、いくら体にいいからといって、飲み過ぎは禁物ですよ。

2011年2月4日金曜日

飢餓状態?!

この時期酒蔵は、限定醸造の大吟醸酒などを発売してきます。この季節に発売される大吟醸酒は、だいたいが今年の一月から二月頃にかけ仕込まれたもので、搾りたてとはまたひと味違った、フルーティーながらもふくよかな風味を持ち合わせています。
「大吟醸酒は最高の酒米を極限まで磨き、蔵人の力を結集して醸した日本酒の最高峰といえる。」とよく言われます。最高の酒米を極限まで磨くとありますが、なぜお米を磨く(削る)必要があるのでしょうか?

お米を削ることによって酵母(アルコールを造り出す菌の一種)の栄養になる分まで削ることになります。すると、酵母がアルコールを造るときに栄養不足になるのです。
酵母にとっては残酷な話なのですが、寒いところで飢餓状態にさせるのです。そうすると酵母は米から造られた糖分を栄養とすることができず、自分で造ったアルコールを栄養にして生きようとするのです。そうすることによって酵母はアルコールと違う物質を造り出してしまうのです。このアルコールと違う物質が「吟醸香」といわれるフルーティーな香りを発するのです。酵母を極限の状態にさせることにより、お米からは全く想像のつかない香りが造りだされるのです。
お正月のめでたいお料理に、最高峰の大吟醸。
想像しただけで、お口の中も、気持ちもめでたくなっちゃいますね。

断捨離にあやかって

今、「断捨離」という考え方が注目されています。新聞やラジオ、いろいろなところで取りあげられてます。
「断舎離」とは、ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用しているそうで、不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようというものなんだそうです。

この断捨離と言う言葉は、一〇年ほど前に、金沢市に住む主婦が提唱し、ブログを通して広がりました。
単なる整理術ではなく、身の回りをスッキリさせることによって、心の混乱も整理し、前向きな自分に生まれ変わりたいと、子育てに追われる専業主婦や働き過ぎの若者、親の遺品の整理に疲れ果てた五〇代女性など、年代を問わず断捨離にはまっているそうです。

モノの溢れかえる現代、今の自分にとって何が必要で、何が必要でないか。モノだけではなく、生き方や考え方にもこの断捨離という考えを用いるべきかもしれませんね。

そういえば、「省」という言葉。この言葉には、省みて省くという意味があるようです。外務省、財務省など内閣には省の付く省庁があります。仕分け、仕分けと言葉だけが先に進み、本当に無駄なものが無くなるようになるかというと、みなさんも首をかしげることでしょう。「断捨離」の想いを持って頑張ってもらいたいものです。